テストシーケンスの編集手順

ツールで自動プレイしながら、テストシーケンスを書いていくのがおすすめです。

テンプレートを複製

まず、template.xlsx をコピーして新しいファイルを作成します。

その後、新しいファイルを開いて「テストシーケンス」シートを表示します。

Pass、Fail、Block のラベルを用意する

テストシーケンスの後ろの方に OrderTypePassFailBlock の項目を用意します。 その際に、それぞれにラベル名を用意してください。

ラベル名はなんでも OK ですが、テストの成功と失敗だと分かりやすい名前が良いでしょう。

ツールで自動プレイを行いながら AutoPlay/Tap/Swipe/LongPress/InputText を組み合わせた操作を決定していく

通常通りツールを使い、ゲームを起動した状態から自動プレイを行い指示内容を確定していきます。 そして、確定した指示内容をテストシーケンスに記述していきます。

Tap/Swipe/LongPress/InputText の使いどころ

Tap/Swipe/LongPress/InputText は LLM を利用せず、単純な操作を一回だけ行う操作です。

  • ツールで実際に操作した後、その時の指示内容が結果として表示される仕様になっています。これを Excel シートにペーストするようにしてください。
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  • 座標は X,Y ともに 0-1 の範囲で指定されます。
    ゲーム画面の解像度に関わらずだいたい同じ場所になりますが、画面サイズの違いで位置がズレることに注意してください。
  • ボタンを確実に押したいというケースでは対象オブジェクトを指定してください。

AutoPlay の使いどころ

AutoPlay は LLM を利用した自動プレイで、「指定されたボタンを一回押す」という動作よりも、複数回の操作を期待する場合に用いるのがオススメです。

また、一回の複雑な指示で目的の画面まで遷移させるのでなく、複数回の指示で目的の画面まで遷移するほうが良いでしょう。

意図的にウェイトを挿入したい場合 Wait を挿入する

Ver.3.1.0 から指定された秒数だけ待つ OrderType Wait を追加しました。 操作の後に明示的に処理を待ちたい場合に利用してください。

  • ツールで実際に操作した後、その時の指示内容が結果として表示される仕様になっています。これを Excel シートにペーストするようにしてください。

自動プレイに失敗した場合に Block にジャンプさせる

自動プレイに失敗は通常どうにもなりませんので、進行不能による中断(Block)にジャンプするようにラベルを指定します。

Block複数あるチェック項目の全てをチェックできなかった で、 Fail複数あるチェック項目の全てをチェックした結果 NG だった です。

チェックを行う

目的の画面まで移動することが出来たら、そこで画面チェックの指示を追加していきます。

  • 指示内容に指示を正確に書いてください。
  • オブジェクトの指定には別途説明するツールの「描画オブジェクトの検索」機能が便利です。

チェックに成功した場合と失敗した場合の分岐

「特定のキャラクター/アイテムを探す」などの繰り返し処理をする場合などには成功時、失敗時の条件分岐が必要です。 成功した場合に何をすべきか、失敗した場合に何をすべきかを考えて、ジャンプ先のラベルを書いてください。

LLM に状況判断をさせて処理を分岐する

状況に応じた処理をさせたい場合、前提条件のチェックをしたい場合などには Judge を利用して条件分岐をするとよいでしょう。 状況判断の結果が Yes だった場合、No だった場合に何をすべきかを考えて、ジャンプ先のラベルを書いてください。

テストを終える

テストシーケンスを記述し終わったら、最初に作っておいた PassFailBlock がシーケンスの末尾に来るように移動します。

テストは最終的に PassFailBlock のいずれかに到達したら完了です。

描画オブジェクトの検索

チェックやタップを行うときにはチェック対象を指定したい場合があります。 このような場合に、ツールを使って比較的簡単にチェック対象のオブジェクトを特定することができます。

Search A Draw Object ウィンドウの起動

  1. ツールを起動して、ゲームと接続し、ゲームの目的の画面まで遷移します
  2. ツール左側に表示されているゲームのスクリーンショットを右クリックします
  3. 右クリックすると表示されるコンテキストメニューから「描画オブジェクトの検索」を選択します
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表示されるウィンドウにある程度の使い方を記述してあります。そちらも参考にしてください。

オブジェクトの特定

対象のオブジェクトの場所を右クリックすると、その位置にあるオブジェクトを右側にツリー表示します。 image

  • スクリーンショット上に最有力候補3つを「赤」、「黄」、「緑」で表示します
    • 赤が最有力候補
  • ツリー表示でも同じ色分けをしています
  • 目的のオブジェクトが最有力候補にならなかった場合は再度位置を調整して右クリックを行うとよいでしょう

テキストのあるオブジェクトの判定

  • テキストデータを持つオブジェクトはツリー表示で [Text] の文字がつきます。 image

ツリー表示からオブジェクトの位置を確認する

最有力候補以外のオブジェクトもツリーに表示されます。 [これにフォーカス] ボタンを押すことで、これらオブジェクトの位置をスクリーンショット上に青色で表示します。 image

オブジェクトが特定出来たら…

ツリー表示側の対象オブジェクトの [クリップボードにコピー] ボタンを押すと、オブジェクト名がクリップボードにコピーされます。 image

この状態で、Excel で、対象オブジェクトのセルに Ctrl+V でペーストすることで、対象のオブジェクト名が貼り付けられます。

Search A Draw Object ウィンドウの終了

Search A Draw Object ウィンドウの右上の [X] ボタンを押すと終了します。